【シネマファッションイラスト | vol.3】ヘルプ -心がつなぐストーリー-

第3回目は、キャスリン・ストケットの小説を原作とした2011年の映画 『ヘルプ -心がつなぐストーリー-』の、エマ・ストーン演じるスキーターがラストに着ている、ブルーの小花柄のシャツワンピース。

1960年代、人種差別が色濃く残るアメリカ南部。

差別の現状を世の中に伝えたいライターの卵の白人・スキーターが、生まれた時から白人の家のメイドになることが決められていた黒人の女性たちから話を聞いて、一緒に本を作っていく物語。

題材は、とてもシリアスなドラマ映画ですが、全体的にとてもコミカルで、あるシーンが爆笑必至な大好きな映画です!
最近の映画だと、『グリーン・ブック』に、題材と明るさが似ていて、『グリーン・ブック』が好きならきっとハマるこの作品なんですが、こちらは女性がメインのお話なので、衣装がとにかくおしゃれで可愛い!

60年代のファッションって、そもそもカラフル・ポップで可愛いのが魅力ですが、この映画に出てくる20代前半の白人女性たちは、どデカイ花柄のワンピースに、スプレーバリバリのヘアスタイルで、これでもかってくらいギラギラに着飾ってる。
それなのに、働くメイドさんたちは、とても質素な制服を着ていて、黒人さんと白人さんの、立ち位置が明確に対比されているのが、観ていてとても悲しくなります。

でも、終盤で制服を脱いだ黒人さんたちの、カラフルな衣装がとっても素敵!物語の中で、ファッションの変化を楽しめる映画です。

主人公のスキーターは、結婚やファッションに夢中なステレオタイプの同世代の女性たちとは違って、恋より仕事に夢を見る、ちょっと浮いた存在。

なので、お洒落だけど、他の人より少しお固めなファッションなんだと思うんですが、現代でも真似したくなるレトロファッションをしていて、すごくすごく可愛いんですよ〜!衣装もすごく多くて、他の登場人物もみんなお洒落なので、また別途描きたいと思います。

このお話は、数人のメイドさんにスポットを当てているので、オムニバスっぽい作りなのも魅力なんですが、私はシーリアのお話が大好き。好きなシーンの話をするとネタバレせずに話せない物語なので、まだ観たことない方はぜひて観て欲しい映画です。

The Help
-ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜-

公開:2011年
監督:テイト・テイラー
脚本:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン