マンマミーア! ヒア・ウィーゴー|映画レビュー|ABBAの楽曲にのせて、笑って泣けるミュージカル映画をイラストコラム付きでご紹介!

マンマミーア!前作公開から10年。最高にハッピーなミュージカル映画が帰ってきた!

おなじみの楽曲から、前作では使用されてない楽曲まで、前作以上にパワフルで、ミュージカルらしい演出が目白押し!まだお近くの劇場で公開されているなら、是非是非映画館の音量で楽しんで欲しい作品です!

マンマミーア!とABBAについての簡単な説明と、前作と、今作マンマミーア!ヒア・ウィー・ゴー のあらすじ、作品の見どころをご紹介してから、最後にちょっとネタバレありの感想を書いていきたいと思います。

マンマミーア!とABBAについて

マンマミーア!は、1999年にロンドンで始まり、2001年にブロードウェイ、2002年に日本の劇団四季と、世界で150以上の都市で上演され、異例のロングランとなったミュージカル。その映画版が2008年に公開され、映画の物語の続きが今作、「マンマミーア!ヒア・ウィー・ゴー」です。

マンマミーア!は、ミュージカルのために書き下ろした楽曲ではなく、伝説のポップグループ「ABBA」の楽曲を使用して、ミュージカルの物語を構成したいわゆる「ジュークボックス・ミュージカル」。
ABBAの楽曲は、日本でもドラマやバラエティの挿入歌として使われてるので、きっと一度は聴いたことがあるはず!しかし、その活動期間は、1972年〜1982年のたった10年だけなんです。ABBAの解散は、痴情のもつれが原因のようですが、素晴らしい楽曲ばかりなので、今なお続いていたら、もっともっとステキな曲が聴けたかと思うと、とっても残念ですね。

作品情報

•原題
Mamma Mia! Here We Go Again

•日本公開
2018年8月24日

•スタッフ
監督:オル・パーカー
作詞・作曲:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース
原曲:ABBA

•キャスト
ソフィ: アマンダ・セイフライド
ドナ: メリル・ストリープ
若きドナ: リリー・ジェームズ
ターニャ: クリスティーン・バランスキー
若きターニャ: ジェシカ・キーナン・ウィン
ロージー: ジュリー・ウォルターズ
若きロージー: アレクサ・デイヴィーズ
サム: ピアース・ブロスナン
若きサム: ジェレミー・アーヴァイン
ハリー: コリン・ファース
若きハリー: ヒュー・スキナー
ビル: ステラン・スカルスガルド
若きビル: ジョシュ・ディラン
スカイ: ドミニク・クーパー

あらすじ

前作マンマミーア!

ギリシャの小さな島で、母のドナ(メリル・ストリープ)と二人でホテルを営むソフィ(アマンダ・サイフリッド)は、明日、結婚式を控えていた。
ソフィは母の手1つで育てられ、自分の父親を知らず、いつか父親に会いたいと思っていた。その鍵を握るドナの若い頃の日記を発見し、実は同じ時期に3人の男性と関係を持ち、ドナ自身、誰が父親なのか分からないという衝撃の事実が発覚。
血が繋がった父親なら、一眼会えば誰が本当の父親か分かるはず…と、ドナに内緒で自分の結婚式に父親候補の3人を招待してしまい…。

今作 マンマミーア!ヒア・ウィー・ゴー


ソフィの結婚から数年の月日が経ち、ギリシャのホテルは遂に改修を終えて、オープニングパーティーの準備に大忙し。しかし、ソフィの旦那のスカイ(ドミニク・クーパー)は、ホテルビジネスを学ぶため、NYから戻る事ができず、すれ違う二人。
無事、ドナの夢だったホテルをみんなでお祝いできるのだろうか。

作品の見どころ

前作同様、ギリシャのエーゲ海(という設定だけど、調べてみたらクロアチアのヴィス島というアドリア海がロケ地らしい。)の素晴らしいロケーションにのせて、ABBAのポップな楽曲を、思う存分楽しめます!

さらに、物語の構成がすごく工夫されていて、リニューアルして綺麗になったホテルにいる娘のソフィと、初めて旅行でギリシャに訪れ、まだ廃墟だった場所にいる若かりしドナをリンクさせ、過去と現在を同時進行で見せてくれるのが面白い!

若かりしドナを演じるのは、ディズニーの実写版シンデレラのリリー・ジェームズ。
ちょっと似てないんじゃない?っていうか、メリルってもう本人の印象が強すぎて、誰かが演じるとか難しいでしょ!と思ってたんですが、前作を観てすごく研究んでしょう。はっちゃけている若い頃のドナそのものでした!歌声もダンスも素晴らしく、映画館で一緒に歌い出したくなるくらいウズウズしました!(ちゃんと静かに観てたけど。笑)

キャスト変更なく、3人の父親たちも、ドナ&ダイナモスは、少し歳を取ったもののより一層魅力的!前回同様パワフルなダンスで、ちょっと疲れちゃうロージーとかすごく可愛かった!私は、パパ3人の中では、ダントツハリー派なのですが、コリン・ファースの今回も風貌とは裏腹に、ノリノリなダンスが本当可愛くって、お茶目なシーンにクスッとさせられました。

中でもターニャを演じるクリスティーン・バランスキーは、10年経ったなんて信じられないくらい変化を感じなかったというか、むしろ若返ってる気がするくらいの美しさ。SATCのサマンサもそうだけど、言ってること下品だけど、清々しいくらい自分に正直な女性って魅力的で、大好きです!
その、ターニャの若い頃を演じているのが、ジェシカ・キーナン・ウィンという方で、ブロードウェイとかTVシリーズで活躍されてるようで初めて拝見したんですが、ターニャそっくりだったし、歌も上手くて存在感バツグン!!ロージーの若い頃は、私的には細くて綺麗だった的なの想像してたので、なんか意外だったけど、パッと見てすぐ分かるように似てることを重視したんだなぁと思いました。

物語の見どころについては書きたいことは山程あるものの、どこを言ってもネタバレせずに言えないので、下記の感想に書きますがミュージカルや、前作が好きだった方なら、きっと退屈してる暇がない最高のミュージカルでした!

ちょこっとネタバレありの感想

いやー面白かった!!前作で好きだった曲は、違うアレンジで聴けるので、2度おいしい感じだし、1作目で気になるドナの若い頃が観れるなんて嬉しすぎます!
ただ、ドナが亡くなっているとは想像もしておらず、ポスターにも出てるから、あれから楽しくホテルを成功させた話になるのかなと思ってたので、もうショックでショックで…。
メリルの撮影の都合とかで出られなかったのかなぁとか考えちゃって、物語冒頭は集中できなかったのですが、成長したソフィや、若かりしドナ&ダイナモス・父親候補との出逢いなど、メリルがいなくとも楽しめる要素が山盛りで、気づけばすっかり物語に没頭してました。笑

ミュージカル映画って、歌ってる分、物語が薄くなりがちだし、観てて疲れるという感想を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、この映画は、親子の愛・友情・新しい命の誕生がしっかりと描かれていて、この楽曲の数々が、映画のために作った曲じゃ無いなんて信じられない!歌を聴く楽しさを超えて、きちんとストーリーとして、完成していて、すごく感動しました。もうラストシーンは涙ボロボロ。1作目のノリ的に、泣く映画だと思ってなかったので、ハンカチを持って行かなかった事を後悔しました。

と、褒めちぎりましたが、ちょっと納得いかないのが、父親候補3人の過去の設定が、1作目と全然違う事ですね!1作目に写真が出てるので、そこはちゃんと合わせて欲しかった…。ヒッピーのサムの登場を期待していたので、ただの爽やか系イケメンにガッカリ。いや、素敵だったんだけどさ…あのイケメンが、滞在中にヒッピーになるの??とか思ったのに、ならないで終わるのかーい!って感じだったし、ハリーは中途半端な感じで、ヘビメタどうなったの!?っていうね。笑

そして、折角だから、ドナの日記を書くシーンは、ブリジットジョーンズの日記みたいに、ちゃんと描いて欲しかったなぁ。あの「・・・」をドナバージョンで聞くのを楽しみにしていたのに!笑

もう1個だけ言いたいのが、ソフィの友達たち出てました??ドナ&ダイナモスの様に、絶対集まる友達の存在って、この物語にはすごく重要なのでは?3人組がいっぱいありすぎてよくわからなくなってしまう人がいるかもしれないから、あえて出さなかったのかなぁ???「タフ・ノッポ・チビ」ってやつ、また聞きたかったのになぁ。

と、続編で絶対出てくるだろうと勝手に想像していたシーンが出てこなかった事に、ちょっと満足できなかったところはありますが、すごくステキな映画でした。

作業用の流し見映画としても大好きなマンマミーアですが、円盤出るまで待ちきれないので、サントラ買わなくちゃ!
これを読んで、興味を持っていただけましたら、是非映画館で観てみてくださいね!